地域警察官は三交替制というお話を以前しましたが、改めて説明すると・・・
当番・非番・公休というサイクルを繰り返すものです。
時々、公休のところに日勤(月に1日くらい)といって朝から夕方までの通常業務を行うこともあります。
このように24時間勤務した後、2日間休みということになります。
普段凛とした警察官が休みの日、どのように過ごしているのか気になりますよね。
今回は、警察官の休日の過ごし方を大公開します!

【内容】
- 非番
- 所在の明確化
- 待機という魔の制度
- プライベートで事件・事故に遭遇したら?
Contents
非番
非番は何もなければ通常、交番から警察署に戻り、同じ当務のメンバー全員で拳銃を納め、勤務終了となります。
何もなくスムーズに行けば9時半くらいには終わります。
そのあと、前日に例えば万引きや器物損壊などの事案があれば、実況見分を作成するなどの残務がある場合があります。
その時は残って処理することもあり、途中で食事してまた午後から処理に当たって結局買えるのが夕方なんてことも。
事案処理は早く終わらせた方がいいですが、泊まり明けは無理せず休んで回復してからでも大丈夫です!
私は、非番に兄の結婚式があったのですが、その日の朝、自転車の占有離脱物横領事案があり、その処理に当たり、結婚式にバタバタと参加した思い出があります。
まさに警察官ならではだなというエピソードでした。
非番の日は普段より睡眠時間が短い、あるいは夜に事案が発生すれば一睡もしていないということもありますので、車の運転は要注意です。
私は非番はできるだけ実家に帰るなどしたかったため、車で2時間の実家まで必死に帰りましたが途中でどうしても眠くなって仮眠することもしばしばでした。
非番の車の運転は本当に注意が必要です。
事故だけはしないように!!!

所在の明確化
休みの日、管轄区域外に出る時(その市町村から出ること)は、許可簿みたいなものに記載しなければなりません。
日帰りで市外に出る時は、名前と予定時間と車か否かを記載します。
宿泊する場合は、事前に申請をして決済をしてもらわなければなりません。
これは、所在の明確化と言って、警察官は休みの日でもどこにいるのか明らかにしておかなければなりません。
なぜ明確にしないといけないかというと、なにか大きな事件・事故があった場合、呼び出せるか否か、あるいはその人が行っている地域で何かあった時に安否が確認できるからです。
待機という魔の制度
そしてもう一つ恐るべき制度が・・・
それは
待機日です。
これは、非番で管轄区域から出てはいけない日のことです。(月に2回くらい)
何か事案があって人手が必要な時に呼び出される人員のことです。
非番の日は遠くに行っていると呼び出しにすぐ対応できないので基本家で過ごします。
実家に帰りたい私には魔の制度でした。
プライベートで事件・事故に遭遇したら?
「心にいつも制服を!」
これは、警察官によく言われる言葉です。
制服を脱いでも心の制服は脱ぐなと。
かっこいいですね、誰が考えたんでしょうね。
しかし、本当にその通りでプライベートでも警察官であることを忘れずふさわしい行動をとらなければなりません。
犯罪をしてはいけないのは当たり前ですが、マナーも意識しなければなりません。
常に市民の模範となるような行動を。

もちろん、事件・事故に遭遇した時はできる範囲で対処します。
例えば、事故現場に遭遇したら、運転手さんがどうしたらいいかわからず困惑していれば、安全なところに移動させて代わりに110番通報をするなど。
事件に遭遇したことはありませんが、何かあれば対応すると思います。
本能的にというか反射的にというか、しゃしゃり出ずにはいられないのです。
もちろん武器も持っていないので無理は禁物ですが。
警察官の休日の過ごし方をまとめると・・・
待機など市外に出られない日もあるが、それ以外は申告すればどこにでも行けるし、一般の人同様に遊んでリフレッシュする。ただ、何かあれば休みでも対応!
です。
どんな仕事でもリフレッシュは必要ですので、メリハリつけてやっていきましょう!