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アナウンサー

ウグイス嬢になるには?初めてでもわかるウグイスの基本(選挙)

衆院選真っ只中。

選挙期間中は、町中で選挙カーの音が聞こえてきますよね!

私の住んでいる地区にはあまり回ってきていないような印象ですが・・・。

私は2021年7月、ウグイス嬢としてデビューをしまして今、2度目の選挙ウグイスを担当しております。今回は期間も長く、通常業務に支障が出るのでは入れる時だけはいる感じにしてもらっています!

 

 

今日はそんなウグイス嬢について、これから挑戦してみたいと考えている人向けに
ウグイスのやり方や一日の仕事の流れなどを細かくお伝えしてきますね。

候補者の当選のためには、ウグイスが大きな役割を担っているといっても過言ではありません。
責任のある仕事ですがその分やりがいも大きいです。

ウグイスは、技術のいる仕事ではありますが、最初は誰でも初めて!心配いりませんよ。
今回は本当に未経験の人向けに、基礎の基礎をお伝えしますのでご安心ください!

  • ウグイス嬢の仕事とは
  • 一日の仕事の流れ
  • ウグイスに必要な技術
  • ウグイス嬢必需品・便利グッズ
  • まとめ

Contents

ウグイス嬢の仕事とは

選挙期間中、選挙カーに乗って候補者の名前や政策を訴えるのがウグイス嬢ですね。

ちなみに男性の場合はカラスボーイと呼ばれています。

ウグイスは、候補者の選挙カーに乗ったり、政党の広報車に乗ったりします。

話す内容は、事務者の人が候補者の訴えや政策をまとめて原稿にしてくれていますので、それらを織り交ぜながら話していきます。

もちろん、候補者本人もマイクをもって、自ら思いを訴えますが、朝から晩まで本人がしゃべり続けることは不可能ですよね。よく選挙終盤に声が枯れている候補者がいますよね。

それくらい、話し続けることは喉に非常に負担となりますし、体力的にも困難なので、候補者の代わりに思いを訴えるのがウグイス嬢というわけです。

候補者の代弁者ともいえるウグイス嬢、その力量次第で当選・落選が決まるかもしれない重要な仕事です。

その責任をもって取り組みましょう。

また、初めてお会いする方と一緒にお仕事をすることが多いのでしっかりコミュニケーションをとり、気遣いをしながらお仕事をすすめましょう。

初めてでも、前向きに頑張っていれば、きっと周りが助けてくれますのでその姿勢だけは大切にしてくださいね。

一日の仕事の流れ

ウグイス嬢の報酬は、公職選挙法で日当上限1万5000円と決められています。

それ以上の報酬は違法になりますので報酬をいただくときは、こちらも十分気を付けてください。

私個人的には、早く法改正をしてほしいところです。笑

正直言ってこの金額は現代に適していないと感じます。

そのため、当選のためにいいウグイスを確保したい候補者が上限を超える金額を渡してしまうという事案が発生していたのではないでしょうか。

あの拘束時間と仕事内容で1万5000円というのはちょっとプロのお仕事としては割に合わないかと思います。
初めての方や、普段声のお仕事をしていない方アマチュアの方は、その金額で十分かもしれませんが、プロの声の仕事をしている者から言わせていただければ、かなり声を使い、体力も必要で、技術も求められるお仕事だと思いますので、もっと上げてもいいのではと思います。2万円ぐらいまでは上げてもいいと感じています。笑

選挙カーがマイクで広報できる時間は、選挙期間中(投票日の前日まで)の朝8時から夜8時までと決まっています。

そのため、時給に換算すると、単純計算で時給1250円ということになります。

いかがでしょう。選挙という重要なお仕事に携わっているのにこの金額、普通のバイトよりちょっと高いくらいで、あれだけの責任のあるお仕事というのはやはり考えないといけないところだと感じますね。

それでは、一日の仕事の流れですが、先ほどお伝えしたように
稼働時間は朝8時から夜8時まで。

本当に朝8時にマイクを入れて、夜8時まで走り続けます。
基本的に、選挙期間中、選挙カーは走りっぱなしです。

途中でトイレ休憩などによりますし、お昼には事務所に戻って昼食をとりますが、その間にも、応援に来てくれた地元の議員さんなど選挙カーに乗って広報してくれます。

とにかく1秒でも有権者の皆さんに候補者のことを見てもらう、

覚えてもらうことが重要なのです。

 

また、一緒に車に乗るのは、

選挙カーは、

候補者本人、運転手、ウグイス1~2人、

それプラス地元の議員さんが先導車に乗って、道案内をしてくれたりします。

広報車は、

運転手、県議や市町村議員など1~2人、ウグイス1~2人といった感じです。

私はまだウグイス1人で乗ったことはないですが、選挙カーにウグイス一人はちょっと恐ろしすぎます。

積極的にマイクを持ってくれる議員さんが一緒なら安心ですが、そうでなければ一日一人で話し続けなければなりませんからね。

朝8時に出発してお昼ごろまで地域をくまなく回っていきます。午前中に1,2回トイレ休憩がある程度ですかね。

そしてお昼に事務所に戻り1時間程度昼食・休憩。

それからまた午後の活動に出発します。

午後からや夕方8まで出っ放し。

戻って夕食をとったらまた、出発して午後8時まで広報します。

午後8時に事務所に戻るのではなく、8時にマイクを切ればいいので、ギリギリまで訴えたら、そのあとはマイクを切って静かに車を走らせて事務所に戻るという感じです。

このほか、候補者が住宅地の一角などで演説会を行う時もありますので、その場合の広報や、司会進行なども行います。

 

ただ、注意していただきたいのが、ウグイス嬢は車上運動員に分類されるもので、
車を降りての選挙運動は禁止されています。

車から降りてチラシを配ったりしないよにしてください。

基本的に車からおりることはないと覚えておいてください。

 

こうして一日のしごとがおわったら帰宅しまた明日に備えます。

選挙期間はハードなので、体調を崩さないように帰ったらしっかり睡眠時間を確保しましょう。

ウグイスに必要な技術

今度は、ウグイス嬢に必要な最低限のスキルをお伝えします。

  1. 笑顔と元気
  2. 区切りながらはきはき話す
  3. マイクに音をのせる

まずはウグイス嬢は男性の多い選挙の場での華でもありますから、明るくパッとはじけるような声が理想です。その声は、表情が明るくないと出ないと思います。

口角をあげて明るい調子で話しましょう。うるさいのとは違いますが、声が明るく少しハイトーンで話すと、勢いのある候補者のイメージを与えることができます。
また、候補者のテンションもウグイス嬢に引っ張り上げられ、ノッてきます。

まだ技術がない新人さんは特に明るく元気にいきましょう。

そして二つ目の、はきはき話すは、普段と会話とは違うため意識してください。

普段の会話と選挙ウグイスの話し方の違いは、細かく区切ることです。

こちらの例をご覧ください。(:区切るところ)

 

日常会話「こちらは、○○党の選挙太郎です。
                             どうぞよろしくお願いいたします。」

ウグイス「こちらは、○○党の選挙太郎です。
どうぞよろしくお願いいたします。」

このような感じで細かく一語一語聞かせるように話します。
特に名前は一番聞かせたい、覚えてほしいところなので2度以上繰り返して言うことが多いです。

選挙カーはあっという間に過ぎて行ってしまうため、だらだらつなげて話しても聞こえない、何を言っているかわかりません。

単語を細かく区切ってはきはき話せば、聞き取りやすくその単語だけでも印象に残すことができます。少しゆっくり目に、はきはき話すように心がけましょう。
こちら、また動画を作成する予定ですので、そちらと合わせてみていただくとわかりやすいと思います。動画完成までお待ちください!

そして最後が、マイクに音をのせるということです。
もう口にくっつけちゃっていいと思います。笑

マイクに音がのってないと、正直全然聞こえません。声が細い人は特に気を付けてください。

私は、アナウンサー経験から、マイクへの音ののせ方は感覚でわかるのですが、初心者の方は特にこちらを意識してみてください。

マイクに音をのせるポイント

・マイクの向きは口に向って真っすぐ
・距離はマイクに口がつくくらい、遠くても指2本分くらいまで

 

そして!ここからはちょっと上級編!

上の3つがクリアできましたら次はこちらを目指してください。

  1. 周りを見ながら話せる
  2. 臨機応変にアドリブが入れられる
  3. 同乗者にも配慮ができる

ウグイスは原稿を読むだけではありません。

車から手を振りながら、周囲を見ながら有権者一人一人に届くように訴えるのです。

つまり、周囲の状況に気を配らなければなりません。

具体的には、
手を振ってくれる支持者の方には必ずお礼を伝える。
車の中からも手を振ってくれる人を見逃さない。おうちの2階からも。
そして歩行者や後続車にはマイクの音がうるさくならないように配慮。また、協力への感謝。
学校、病院近く、信号停止中、トンネル、高架下はマイクはオフ。

など、あげたらきりがありませんが、とにかく周囲の状況を見ながら話さなければなりません。

ここは最初は難しいかもしれませんが車に乗っているのは一人じゃありませんので、その方たちが気づいたら

「歩行者!」

とか

「お車から!」

とか教えてくれるのでそれに合わせてお礼を言うといいです。

もちろんこれは簡単なことではありませんので初めてだと難しいと思います。

少しずつできるようになれば大丈夫です。

そして究極手を振ってくれたかどうかわからない時は、もうお礼を言ってしまいましょう。

一番いけないのは、せっかく手を振ったのに気づいてもらいない、何も言ってもらえなかったとうマイナスな印象を与えることですから。

わからなくても、とりあえずお礼を言っておけば票を取りこぼすことはなくなります

そして上記にも通ずることですが、臨機応変にその場にあったことが言えるようになりましょう。

例えば子ども連れのお母さんがいたら

「教育改革!子育て世代を応援!こどもたちの未来のために!」

など。

また、海が近い地域だったら、

「自然災害、地震津波対策を早急に進めます!」

など、その地域やそこにいる人に合った政策を訴えるといいでしょう。

これは、漠然と訴えているのではなく、あなたに言っています!

とわかってもらえる工夫でもあります。

少しでも候補者に関心を持ってもらうために、「この選挙私にも関係あるんじゃないかな」と思ってもらえるような訴えができたらGoodです!

そして最後に同乗者への配慮。

私が最初に習った先輩ウグイスさんはとてもはきはきしていてさりげなく気遣いのできる方でした。

一言でいうとほめ上手で気持ちよく仕事をさせてくれる人です。

一日車に乗って仕事をしているとどうしても疲れが出たり、マンネリ化したりしてきます。

そんな時に、その先輩ウグイスさんは、

「○○議員の話し方勉強になります」とか

「運転手さんさすがの技術ですね」

「ウグイスさん、声がいいからよく響いてる」

など、とにかくみんなをほめてくれます。

やる気も出てきますよね!

気遣いのできる人はきっと「また一緒に仕事をしたい」と思ってもらえます。

そうすることで、自分も気持ちよくお仕事ができますし、仕事のリピートも来るはずです。

これはきっとどんな仕事でも求められるスキルだと思いますので、ぜひマネをしてみてくださいね。私も早速次からやってみようと思いました。

ウグイス嬢必需品・便利グッズ

活動は基本車内なので、必要なものは車に全部詰め込んじゃいましょう。

ウグイスは車から降りて有権者のもとへ行っての選挙運動は禁止されていますのでトイレ休憩の時など以外は基本車から降りません。

お茶や水、お菓子などは事務所の方が用意してくれています。

また、白手袋や、雨用のビニール手袋もありますので、個人的に持ってきたらいいものをご紹介します。

帽子・サンバイザー 夏でも冬でも日差しはあるので特に西日がまぶしい時に役に立ちます。
ひざ掛け 夏はいりませんが、秋冬は入り込む風が冷たいのであると便利。
ペンと紙 議員さんや他のウグイスさんがいった言い回しなどをメモしてマネをする。
日焼け止めクリーム 年中必須!してないと焼けますのでこまめに塗り直しましょう
目薬 風が目に当たって乾燥してくるのであると便利。

仕事に必要なものは、基本的に事務所の方が用意してくれますので、後は自分の日焼け対策・暑さ寒さ対策グッズがあれば大丈夫です。のど飴なんかも用意してくれているところが多いです。

まとめ

ウグイス嬢というお仕事。

選挙だし、最初は緊張するかもしれませんが、これは特殊の技術ですのでやるまでわからないのは当然です。

やる気さえあればいいウグイス嬢になれますので、これからウグイスをする人は向上心をもって取り組んでみてください。きっと、2、3日やれば慣れてくると思います。

ずっとそばで見て、応援してきた候補者が当選した時の喜びはひとしおです。

自分の声が少しでもお役に立てたのかなと。

また、普段接することのない政界の人とお知り合いにもなれる貴重な機会ですので、ウグイス嬢、ぜひ挑戦してみてください。

あなたの声で候補者を当選へ!素敵なお仕事に巡り合えますように!