女子アナって実際どんな仕事?
前回の記事では、アナウンサーの一日や、アナウンサーの必要スキル・必需品などについてお話ししました。
まだ、見られていない方はまずはこちらをご覧ください。
今回は、次のような内容でお話ししていきます。
- アナウンサーをしてよかったこと・悪かったこと
- アナウンサーのお給料は?
- アナウンサーに向いている人
- アナウンサーを目指す人へ
Contents
アナウンサーをしてよかったこと・悪かったこと
アナウンサーというよりもテレビのお仕事をやってってよかったと思う瞬間は、取材先の人から反響があった時です。
例えば、飲食店の取材でしたら、テレビ放送後お客さんが増えたなどのお話聞くと、とてもうれしくなります。
また、個人的には、取材に行くと取材先から色々なものをもらえるのは得だなと思いますね(笑)
反対にアナウンサーのデメリットは、いい意味でも悪い意味でも注目されるということです。
街を歩いていると、「○〇局の○○アナウンサーだ!」と、気づかれるので、下手なことができません。
いつでも見られている意識は持っておかなければなりません。
今は特にネットの時代。すぐにネットに書きこまれます。
ローカルであってもテレビに出ているだけでちょっとした有名人扱いです。(本当はただの会社員ですよ。)
そのため、服装や態度には気をつけておかないと、印象を悪くします。
デートしてても書き込まれますからね。まあ、そこは自由なのですが、見られているという意識だけは忘れないでください。
アナウンサーのお給料は?
お給料は一般の会社員と同じくらいです。ただどこの局もその地域の企業の中では割と大きな企業になると思いますので、大企業を除くその地域の給料の平均よりは高いと思います。
私はローカルだったのでそこまで高くはなかったです。警察の方が給料はよかったです。
アナウンサー手当という特殊手当てがありますが、1万しか付きませんでした。
これでは一回の美容院代でも足りないですね。
あとは残業代でいくらかさましできるかですが、最近は厳しくなって残業を減らす傾向にあるみたいです。テレビ業界もインターネット広告にもっていかれている現代ですのでテレビ局は今後どこでどうやってお金を生み出すかという問題に直面しています。
そのため、お給料は皆さんがイメージしているよりは少ないのではないかと思います。
テレビ局の募集要項を見ていただくとわかるのですが、初任給は、18万~25万のところがほとんどです。問題はここから毎年どのくらい昇給するのかです。一定の年齢を超えると一気に上がっていくところもあれば、年3000円単位しかあがらないところもありますのでそのあたりは会社によってまちまちかなと思います。
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アナウンサーに向いている人
向き不向きより、なりたいかなりたくないかが重要ではありますが、これはやりたくないとか自分向いてないな~というギャップが出てこないように、ある程度向き不向きを私の経験上でまとめてみました。
- 社交性がある人
- 度胸がある人・臨機応変に対応できる人
- 人と接するのが好きもしくは苦じゃない人
- 好奇心、探求心がある人
- 素直な人
- 努力できる人
社会人としての基礎でもありますが、なかでもアナウンサーはテレビに出る仕事でありますから、ハプニングにも冷静に対応する力は重要になります。
生放送では、尺が押したり引いたりして(予定よりもそのコーナーが伸びたり短かったり)項目が入れ替わったり、増えたり、減ったりと毎日のようにこのようなことが起きます。
それらにしっかりと対応できるように全体を把握、ハプニングを想定しておくことが大切です。こちらは慣れでもありますが、もともとできるできないの地頭、回転の速さもあると思いますので、臨機応変に対応する自信がない人は生放送には不向きかなと思います。
そして、私が中でも一番苦手意識があったのは、食レポ。
これは避けては通れない。
嫌でしたね~笑
絶対おいしいと言うしかありませんし、お酒が苦手でも飲んで感想を言う。(わからんがな)
こういう、ある意味演じる力も必要です。
テンションは自分が思っている3倍くらいあげてちょうどいい感じです。
的確に食べた感想は伝えなくてはなりませんが、それだけでなく、表情やテンションも求められます。(きゃぴきゃぴみたいな・・・)
これが本当に苦手な私は向いておりません。が、演じることはできますのでなんとか頑張っておりました。
根本的な性格ですが、そういうのが得意?自然とそういうことができる小悪魔さんは向いているのではないでしょうか。
そして、気になるのが、アナウンサーは美人じゃないとなれないのかということです。
よく、ミスキャンパスみたいな人が「アナウンサーになりたいです!」と話しているのを見ますようね。

結論から言うと、
美人に越したことはないけど絶対条件ではないということです。
美人であるかということよりも、画面越しに見てどうか、いい印象か。清潔感があるか。
など、トータルの印象が大切です。
髪の毛が目にかかっていないか、乱れていないか、服装はきちんとしているか。
とにかく清潔感、印象がいいかどうかの方が大切ですので、
自分のポテンシャルを最大限にいかして、きれいにしおくことが大切です。
清潔感を意識して、印象良い外見を心がけましょう。
見た目は最低限整えて、中を磨きましょう。外見は、中身についてきますから。
何かに一生懸命な人は輝いて魅力的に見えますよね。これは、本当にその通りだと思います。
是非、中も外も磨いて魅力的な人になりましょう!
あとは、アナウンサーとしてのお仕事を振ってもらえるかどうかはやはり技術だけでなく、人柄、人付き合いでもあると思います。
この人は、素直に要望をくんでやってくれるから使いたいとか、まだまだ技術は未熟だけで元気で前向きだから使いたいとか、そのようにディレクターに思ってもらえる人はどんどんお仕事が回ってきます。
反対に、我が強すぎたり、協調性がない人はディレクターも使いづらいと感じてしまうのでお仕事が他の人にまわってしまうこともあります。
そのあたりは、どんなア仕事でも共通ですが、仕事は人とすることを肝に銘じておきましょう。
アナウンサーを目指す人へ
アナウンサーというのは憧れのお仕事であると思います。
ただ思いえがいているような仕事が必ずできるわけではありませんし、できてもそれは見えていない部分でそれ以外の多くの業務を積み重ねてきた結果です。
そしてテレビの使命は、普段は気遣いないですが一番は命を守る報道をすること。
つまり、災害発生時に地命を守る情報を伝えることです。
災害はいつ起こるかわかりませんが、いつ起きても最高のアナウンスができるように日ごろから訓練をしておかなければなりません。
そのときに正しく、冷静に、人々に命を守る行動をとらせる呼びかけができるアナウンサーが本物のプロのアナウンサーだと思います。
話すことを目的としない。内容を伝えること、視聴者の心に訴えかけ、行動を起こさせることができる。それが本当に求められるアナウンサーの力だと思います。
災害時だけでなくても、普段の取材の中でも、そのことを忘れずに、
手段と目的が逆にならないよう、見失わないよう
アナウンサーのお仕事ができればきっと、すばらしいアナウンサーになれると思います。
アナウンサーを目指している方は、経験も年齢も関係ありません。
なりたい気持ち、なって成し遂げたいこと、そのために誰よりも努力できること。
その覚悟がある方は、試験にぜひ挑戦してみてください。
きっとあなたの思いが届くテレビ局があるはずです。
諦めなければ道は開けますので、自信をもって前に進んでくださいね!